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モルタル外壁のひび割れ対策は万全?モルタルを長持ちさせる塗装&補修完全ガイド

コラム

2025.07.01

モルタル外壁のひび割れ対策は万全?モルタルを長持ちさせる塗装&補修完全ガイド

コラムをご覧いただきありがとうございます。

埼玉県ふじみ野市、富士見市・三芳町地域密着の外壁塗装・屋根塗装専門店 プロタイムズふじみ野店・三芳店(株式会社だるまペイント)です。

一級塗装技能士で代表取締役の横山啓太です。

今回のお役立ちコラムでは、築浅でも起こりがちなモルタル外壁のひび割れをテーマに、クラックの種類別原因と見分け方、幅に応じた最適補修工法、耐候性を高める塗装メニュー、プロ施工とDIYの費用・工期比較、そして10年周期で外壁を守るメンテナンス計画までを網羅的に解説します。

読み終える頃には、ひび割れを単なるトラブルではなく住まいを長持ちさせる“気付きのサイン”として活用する視点が身に付き、必要なタイミングで最小限の投資を行うことで修繕コストを抑えつつ資産価値を高める具体策がわかります。

さらに、4Kドローン診断や最新塗料の耐用年数データも紹介するため、業者選びで失敗しない判断基準まで手に入ります。ぜひ最後までご覧ください。

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モルタル外壁のひび割れはなぜ起こる?

モルタル外壁のひび割れはなぜ起こる?

築年数が浅いはずの家でも、モルタル外壁に細かな亀裂が入っているのを見つけると「施工が悪かったのか」と不安になりますよね。私も30年以上この仕事をしてきて、点検のたびに同じ質問を受けます。

結論から言えば、モルタルはセメントと砂、水でできた“呼吸する”素材だからこそ、気温差や乾燥収縮で必ず動きが生まれます。その動きがひび割れとして表面化するだけの話です。

大切なのは割れを“ゼロ”にすることよりも、割れが雨水の侵入路にならないよう、早めに補修して素材の呼吸をコントロールしてあげること。この視点を持てば、ひび割れは決して恐れる対象ではなく、家を長持ちさせるためのサインになります。

モルタル特有の3種クラック(ヘア・構造・乾燥)の違い

モルタルの割れには大きく3種類あります。まず髪の毛ほど細い“ヘアクラック”。塗膜表面だけに生じる極細の線で、深さはほとんどありません。

次に“構造クラック”。下地のラス網や躯体の動きに追従できず、幅0.3ミリ以上の大きめの割れとして現れます。

最後が“乾燥クラック”。塗りたてのモルタルから急激に水分が抜ける際に起こる収縮で、パターン模様のように無数に走るのが特徴です。

私が現場で最初にするのは、割れの幅と深さをノギスで測り、爪で触って奥行きを確認すること。ヘアクラックなら高弾性の下塗り材で簡易補修が可能ですが、構造クラックはVカットして可とう性シールを打つ必要があります。

乾燥クラックは意匠性も絡むので、リシンやジョリパット仕上げなら塗材を変えて馴染ませます。割れの種類を見極めるだけで、工期もコストも最適化できるんです。

劣化を早める4大要因(雨水侵入・寒暖差・施工不良・経年劣化

割れ自体より怖いのは、その割れが“水の入り口”になることです。まず第一の要因は雨水侵入。毛細管現象でじわじわ吸い上げられた水分は、冬場の凍結で内部からモルタルを押し広げ、割れを倍増させます。

次が寒暖差。特に南面と北面で温度差が大きい家は、日射と夜間冷却で1日に数ミリ動くこともある。

三つ目は施工不良。下地のラス網がたるんでいる、モルタル厚が均一でない、配合が水っぽい――こうした初期欠陥は年数とともに表面化します。

そして最後が経年劣化。紫外線で樹脂が劣化し、アルカリ成分が抜けると、モルタルは硬く脆くなってクラックが走りやすくなります。

だから私は、完工後も5年ごとに定期診断を推奨しています。早期発見・早期補修を徹底すれば、補修費は塗り替え全体のわずか1〜2割で済むことがほとんど。家計にも外壁にも優しい、これが私のやり方です。

ひび割れを長期抑制する塗装メニューと補修工法

ひび割れを長期抑制する塗装メニューと補修工法

外壁のクラックは種類だけでなく「幅」で最適な対処が変わります。幅が小さいうちは塗膜の伸縮性を高めるだけで十分ですが、0.3mmを超えると内部まで雨水が到達しやすくなり、構造材や断熱材を劣化させます。

私は現場で必ずクラックスケールを当て、幅ごとに補修手順と塗装仕様を決定します。ポイントは“柔らかく包む”か“切って塞ぐ”かの見極めです。下地処理から上塗りまでを体系化しておけば、塗り替え後も伸縮に追従する膜を保てるので、次回メンテナンスの周期をしっかり延ばすことができます。

クラック幅0.3mm未満→弾性フィラー+微弾性塗料で表面補修

幅0.3mm未満のヘアクラックは、構造体に影響しない表層の緊張割れです。

高圧洗浄で汚れと脆弱塗膜を落としたあと、粒度の細かい弾性フィラーを刷り込んで凹凸を埋めます。フィラーにはゴム成分が入っているため、下地の動きに追従してクラックを橋渡しする役割を果たします。

その上に微弾性サーフェーサーを全面塗布し、下地と上塗りの密着を高めつつ、塗膜全体に伸縮性を持たせます。上塗りは微弾性シリコンまたはラジカル制御型樹脂を選べば、紫外線による硬化を抑えながら美観を保持できます。

工程は一日乾燥を挟んでも二〜三日で完了し、材料費も抑えられるのでコストパフォーマンスに優れます。

0.3mm以上→Vカット+可とう形改修塗材Eで防水性能を復元

幅0.3mmを超える構造クラックは、表面を覆うだけでは再発リスクが高いため、まずディスクグラインダーでV字に切り開き、内部の浮きや脆弱モルタルを除去します。

エアブローで粉塵を飛ばし、プライマーを塗布して接着力を確保した後、可とう形改修塗材Eを充填します。この材料はシーリングの柔軟性とモルタルの硬さを併せ持ち、乾燥後も伸縮に追従しながら表面を平滑に整えられます。

必要に応じて補強メッシュを伏せ込み、層間剥離を防止します。乾燥後に微弾性サーフェーサーで全面を包み込み、フッ素または無機ハイブリッド塗料を二層仕上げすれば、可とう層と高耐候塗膜の二段構えで防水性能が復元します。

手間はかかりますが、再発率を最小限に抑えられるため長期的な修繕サイクルが延び、結果としてトータルコストを下げることにつながります。

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施工ステップと費用相場【DIYとの比較つき】

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外壁塗装は「塗るだけ」と思われがちですが、実際には下地処理から養生、仕上げ検査まで七つの工程が連続します。工程ごとに天候や乾燥時間の管理が必要で、適切な手順を飛ばすと塗膜寿命は半分以下になります。

私は毎回、足場を組んだ瞬間から「いかに短い工期で最大の耐久性を出すか」を逆算し、職人全員と工程表を共有しています。材料費が高騰する今だからこそ、ムダな手戻りをなくし、工賃と材料を最適配分することが長期コスパの鍵です。

DIYとの費用差を理解するうえでも、まずはプロの標準手順と所要日数を把握していただきたいと考えています。

プロ施工7工程(高圧洗浄〜中塗り・上塗り)の流れと工期目安

私の現場では、①高圧洗浄→②下地調整→③養生→④下塗り→⑤中塗り→⑥上塗り→⑦完了検査の七工程を基本とします。

初日の高圧洗浄は150kg/㎠クラスの水圧で旧塗膜と汚れを一掃し、乾燥させるために丸一日置きます。二日目はクラック補修やケレンで下地を平滑化し、三日目に養生を済ませてから下塗りへ移行。下塗りは塗膜の“接着剤”ですから、刷毛とローラーを使い分けて塗布量を厳守します。四・五日目で中塗りと上塗りを行い、それぞれ四時間以上の乾燥インターバルを確保。最後に完了検査で膜厚と仕上がりを確認し、お客様立会いのもと足場を解体します。

雨天を一日挟むと全体で九〜十日、天候に恵まれれば七日で引き渡し可能です。

DIYの場合、養生だけで半日、下塗りから上塗りまで計三度塗りをこなすのに最低でも延べ六〜七日かかり、天候管理や安全対策のハードルを考えると実質的な工期は倍以上になるのが現実です。

30坪モデル費用表:シリコン/フッ素/無機ハイブリッドのコスパ比較

標準的な30坪住宅(外壁面積およそ180㎡)を例に、足場・材料・工賃すべて込みの総額を整理します。シリコン塗料は耐用年数10〜12年で85万〜95万円、フッ素塗料は15〜18年持つぶん材料単価が上がり105万〜115万円、無機ハイブリッドは20年以上の耐候性が期待でき、120万〜130万円が相場です。

耐用年数で割った年間コストを比べると、シリコンが8万〜9万円、フッ素が6万〜7万円、無機が5万〜6万円となり、長期視点ではグレードが高いほどランニングコストは下がります。

一方DIYは足場レンタル約20万円、材料費25万円、工具・安全具10万円で合計55万円前後。ただし適切な膜厚を確保できず、5年以内に再塗装が必要になるケースが多いため、十年間で見ればDIYの総額は二度施工分で110万円に達します。

プロ施工は初期費用こそ高めですが、保証と耐久性を含めれば最終的なコスパは確実に上回ると私自身の実績で断言できます。

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モルタル外壁を長持ちさせるメンテナンススケジュールとチェックリスト

モルタル外壁を長持ちさせるメンテナンススケジュールとチェックリスト

モルタル外壁は「塗って終わり」ではありません。塗膜が紫外線や風雨に晒されるたびに、目に見えない疲労が確実に蓄積します。

私が推奨するのは、計画的な点検を通じて外壁の“健康状態”を数値と写真で可視化し、必要なタイミングで最小限の補修を施す方法です。家の寿命を延ばすうえで重要なのは、ひび割れが深刻化する前に処置すること、そして塗膜の防水性能が落ち切る前に再塗装すること。

この二点を押さえれば、外壁は三十年先まで美観と機能を保ち続けます。

10年サイクル診断&塗り替えタイムラインの作り方

私の経験則では、モルタル外壁は十年を一区切りにメンテナンス計画を立てるのが最も効率的です。

まず築二年で初回点検を行い、施工直後のクラック発生傾向や塗膜の密着状況を確認します。築五年ではチョーキング(白粉化)の有無やシーリングの硬化度を測定し、小規模補修が必要かどうかを判断します。築八年になると塗膜の艶が落ち、吸水率が上がり始めるため、局所的な色あせやコケの付着をチェックし、防藻洗浄や部分塗りで延命を図ります。

そして築十年目が“本塗り替え”のベストタイミングです。ここで塗装グレードを一段引き上げると、次回塗り替えは十五年以上先に延ばせます。

カレンダー形式で年ごとに点検・補修・塗り替えを配置し、ご家族のライフイベントや資金計画と重ねておくと、急な出費に悩まされることもありません。

点検に役立つセルフチェック15項目+ドローン活用術

外壁の状態を把握するには、プロの診断に加えてご自身の“日常観察”が欠かせません。

私はお客様に「晴れた日に壁をなでる習慣」を勧めています。手袋に白粉が付くか、雨上がりに水滴が染み込んでいないか。以下の十五項目を月一で確認すれば、劣化の予兆をいち早く掴めます。

①ヘアクラックの増減

②幅0.3mm超の構造クラック有無

③塗膜の艶低下

④チョーキング粉の有無

⑤コケ・藻の付着の有無

⑥シーリング破断の有無

⑦浮き・剥離の有無

⑧雨染み跡の有無

⑨錆汁の有無

⑩鉄部の白錆の有無

⑪付帯部色あせの有無

⑫窓周りの漏水痕の有無

⑬基礎ひび割れの有無

⑭給湯器裏の水染みの有無

⑮屋根際の汚れ筋の有無

高所は脚立よりもドローン点検が安全です。当社では4Kドローンで毎秒60フレームの映像を撮り、AI解析でクラック幅や変色度を数値化しています。

撮影データをお客様と共有し、「今すぐ補修」「次回点検まで経過観察」を色分けして提示することで、納得感のあるメンテナンス計画を実現しています。

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モルタル外壁のひび割れは「家の寿命が縮むサイン」と捉えられがちですが、正しい診断と補修で呼吸する素材に合わせた塗膜を施せば、耐久性と美観は劇的に向上します。

だるまペイント/プロタイムズふじみ野店/プロタイムズ三芳店はクラック幅を0.01mm単位で測定し、弾性フィラー補修からVカット再生まで最適な工法を提案。高圧洗浄や下地調整を徹底した七工程のプロ施工で、塗り替え後の再発率を最小限に抑えています。

さらに4Kドローン点検と10年サイクルのアフターフォローで、次のメンテナンス時期を数値と写真で可視化。外壁の健康状態を“見える化”することで、計画的な資金準備とライフプランに寄り添います。

お問い合わせは下記からお気軽にどうぞ。

  • 専用フォーム:24時間受付、写真添付で即日回答
  • メール:詳細な図面やご要望をまとめて送信可能
  • お電話:現場経験30年以上のスタッフが直接ご相談に対応
  • ショールーム:塗料の質感や色味を実物サンプルで確認可能

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